今回は、
「そろそろ就職活動を開始しなければ、と考えているけれど、何から始めていいか分からない」という大学生に向けて、採用や社員研修にも携わっている会社員の立場から、「身に付けるべきスキル」や「スキル獲得のための具体的なアクションプラン」をお伝えします。
申し遅れましたが、筆者は「若者の”好き”を応援する『アトオス』」というオンラインサロンを主宰している藤田です。
記事に興味を持たれた方、ぜひオンラインサロンにも遊びにきてください。
https://community.camp-fire.jp/projects/view/278519
それでは、いきましょう!
身に付けるべきスキル
結論から言いましょう。
就職活動を成功させるために、必ず身に付けるべき必須スキルは『言語化スキル』です。
就活という短期決戦だけではなく、磨き続ければ仕事での成功はもちろん、恋愛や結婚生活、対人関係など、あらゆるシーンで活用できるのが、この『言語化スキル』です。
特に就活で必要な『言語化スキル』には、3種類あると考えています。
①自己-言語化スキル
自分の考えや意見を、相手に伝わるように適切に表現することができる
②他者-言語化スキル
コミュニケーションの齟齬が起きないように、相手が使う表現が自分の理解と合っているか、別の表現などを使ってすり合わせることができる
③集団-言語化スキル
3人以上のグループでディスカッションをする際に、議論を俯瞰して観察して、誤った方向に議論が進むのを防いだり、意見を深掘りすることができる
どんな場面で必要になるの?
では、これら3つの『言語化スキル』は、どんな場面で必要になるのでしょうか?
①自己-言語化スキル
このスキルは、いついかなる場面でも必要ですね笑
ただ、最も重要な場面は、「自己分析」です。
「自分が人生で実現したいことは何なのか」、「どんな人生を送りたいのか」、「その上で、どんな環境や待遇を求めているのか」を言語化して明確にすることで、業界・職種選びの軸を形成できます。
逆に、それらが明確に言語化されずに、ぼやーっと抽象的だと、「なんとなく面白そうだから」、「有名な企業だから」という安直な判断で業界・職種・企業選択をすることになります。
当然、そんな人間が後付けででっち上げた志望動機はあっさりと見抜かれて、内定なんて取れるはずもありません。
エントリーシート作成や、面接対策の際にも、当然ながら『言語化スキル』が物を言います。
しかし、最も必要なのは、その前の段階=「自己分析」です。
②他者-言語化スキル
このスキルは、目の前にコミュニケーションの相手がいる場面で発揮するスキルなので、「面接」や「グループディスカッション」などで活用できます。
※「会社説明会」での「質疑応答」の場面で、カマすために使うこともできますが、使い方を誤るとブラックリストに載ってしまう、という諸刃の剣的使用方法なので、今回は詳述を避けますね。。
③集団-言語化スキル
これは、「グループディスカッション」でうまく活用すれば、圧倒的な存在感を示すことができるスキルです。
グループディスカッションで存在感を示すために冒しがちな誤りは、「他の就活生を押し除けて自分の意見だけ主張してしまう」や、「ファシリテート役を担いたいんだろうけど、ただ全員が満遍なく発言できるように”◯◯さんは、いかがですか?”と順番通りに指名するだけに終始する」などがあります。
これでは、アピールどころかネガティブな印象を与えることにしかなりません。
でも、この『言語化スキル』を駆使すれば、自分自身が会心の一撃的な意見を持たなくとも、人事の方に一目置かれることができます。
前編は、ここまで!
後編では、場面別に、3つの『言語化スキル』をどう活用するのかという具体例を紹介してから、スキル獲得のための具体的なアクションプランを紹介します。
ぜひ、後編もお読みください。