就活成功のカギ!!大学生のうちに絶対に身に付けるべきスキルとは 後編

こんにちは!「若者の”好き”を応援する『アトオス』」というオンラインサロンを主宰している藤田です。

前編では、就活における必須スキルである『言語化スキル』には3つの種類があり、それぞれどんな場面で使われるのかを説明しました。
まだ読んでない人は是非先に読んでほしいです。
https://gakusuke.com/introduce/job-hunting-skill-1/

後編では、『言語化スキル』の具体的な活用事例の紹介と、『言語化スキル』獲得のための具体的なアクションプランを紹介します。

それでは、みていきましょう!

『言語化スキル』の活用事例

選考過程の中で、「こいつ、言語化スキルないなぁ、、、」と思われてしまう事例と、「お、こいつ優秀だな」と思わせる事例、それぞれについて、筆者自身が面接官を担当した際の実際の事例を紹介します。

①自己-言語化スキル

・スキルのなさが露呈する「ダメな事例」

志望理由は用意してきたセリフをすらすらと話すのに、そこから一歩踏み込んだ質問をすると途端に、「えーと、そうですね、志望するに至ったきっかけは、高校時代に文化祭でみんなで一つのものを創り上げる経験をして、なんて言ったらいいですかね、、、なんというかそういう企画とか、そういうことに携わっていきたいと云々」といった感じで、全く言語化できておらずに、「なんて言ったらいいですかね」や「なんというか」を連発する学生がたまにいます。
明らかな準備不足です。
こういう学生を見ると、「日常的に、自分の感情や考え、意見などを言語を用いて深掘りする習慣を持っていないんだな」というのが丸わかりです。一発でポンコツ認定ですね、残念ながら。。

・言語化が習慣化してると評価される「良い事例」

一方で、今まで担当してきた面接で「この子は優秀!」と惚れ込んでしまったのは、面接官である私からの「うちの会社で活躍するためには、何が必要だと考えていますか?」という質問に対して、「『自立心』と『貢献欲』です」と即答した学生です。いやぁ、シビレましたよ!
『自立心』はまだしも、『貢献欲』なんて、おそらく日常会話の中で頻繁に出てくる言葉でもないので、「自分はどうありたいか」や「人の役に立つとはどういうことか」などの命題について、しっかりと自分の頭で考える訓練を積んできたに違いないんです!
そういう回答に出会うと、「もっと深掘りしてみよう」という気になって、どんどん質問を繰り出すんですが、そういう時に「なんて言ったらいいですかね」という言葉が出てきたりもします。

これは良いんですよ!!

言葉を丁寧に使っているからこその、あるいは伝えることの難しさに意識的だからこその「なんて言ったらいいか」は、むしろ好感を抱くぐらいです。


②他者-言語化スキル

これは「ダメな事例」というのはあまり思い浮かびませんが、「この学生はぜひうちに来てほしい」と思わす学生は、面接官からの質問に、質問で返すケースも珍しくありません。
いや、もちろん質問返しすること自体が良いわけではなくて、「良い質問返し」だからこそ、「来てほしい!」になるわけです。

では、「良い質問返し」はどんなことかというと、平たく言うと「認識の不一致の回避」です。
例えば、面接官が「若者にヒットするサービスを〜〜」みたいな質問をした時に、「若者とは、何歳くらいまでと考えたらいいですか?」とか、「ヒットするは、売上を基準に考えるのですか?それともシェア率などですか?」とか。

面接官も、常に精緻な質問を投げているわけでもないので、「若者にヒット」みたいな定義不明瞭な質問をすることもあります。そんな時に、「若者」や「ヒット」という言葉の定義を求めることで、言うならば面接官の漠然とした考えを、より明確な表現へと「言語化」することで、面接官-学生の認識の不一致を回避できてるわけです。

この「他者-言語化スキル」、難しそうに思えるかもしれませんが、心掛け次第で身につくスキルでもあります。
「優秀認定」されるために、意識的に磨いていきたいですね!


③集団-言語化スキル

これは、グループディスカッションなどで繰り出すスキルです。

グループディスカッションにおいて、優秀認定されるのに最も有効なのは「良い意見を言うこと」です。これに勝ることはありません。
ただ、毎回毎回良い意見を披歴できるわけでもありません。

では、どうしたらいいか。
ーーーーそう、言語化スキルの出番です。

ディスカッションの流れを鳥瞰して眺めて、「いまAさんからの意見に対して、Bさんがこのように言いましたが、他にAさんの意見に対しての意見はありませんか?」などのように、場の状況を説明することで、ディスカッションの道筋を明らかにする、これが「集団-言語化スキル」です。

これ、今は文字で読んでいるから「そんなの大したことない、当たり前のファシリテートだ」という印象を抱いたかもしれませんが、ところがどっこい、実際のグループディスカッションでは、「Aさんの意見に対するBさんの発言の枝葉末節部分に対して意見をぶつけてくる人が出てくる」といったケイオス状態が頻発します。

だからこそ、状況を把握して、それを適切に表現して、ディスカッションの正しい道筋を示したりすることができる学生がいたら、頭ひとつ抜けて出て見えます。

言語化スキル獲得のためのアクションプラン

ここからは、いよいよスキル獲得のために、いまこの瞬間から何をすべきなのかをお伝えしていきます。
結局、重要だと思っても、行動を起こさなかったら無意味ですからね。アクションを起こして違いを生み出しましょう!

①紙に書き出す
言語化スキルを獲得するためには、「言語化する」習慣を付けることです。当たり前すぎますが、実際それに勝る訓練はありません。

具体的には、「1日5分、テーマを決めて紙に書き出す」を継続してみましょう。
例えば、「自分が大事にしたい価値観」や、「自分の性格で改善したいこと」など、自分自身を分析するようなテーマでも良いですし、「このサービスがヒットした理由」などビジネスに関することでも、もっと就活に直結する「この会社に抱いている魅力」などでも構いません。
1日5分を侮るなかれ、これを3日やるだけで、他の就活生と圧倒的な差を生み出せるくらい、大きな成果を得ることができることを保証します!

②揚げ足取りツッコミ
特に「他者-言語化スキル」を磨くためのアクションです。
他の人が言ったことに対して、まるで揚げ足を取るかのように、「それってどういうこと?」とツッコミを入れましょう。
それを目の前にいる相手との会話の中でやると人間関係に亀裂が生じる可能性があるので(笑)、例えばテレビでの芸能人の発言に対して、頭の中で「エアツッコミ」を入れるのでも良いでしょう。

ツッコミを入れる際のポイントは、
「主観を客観に」
「抽象を具体に」
「意見を事実に」
などです。

オススメ書籍

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まともな社会人でこれを読んでいない人はいません。『ワンピース』を読んだことがない大学生がいないのと同じです。それくらいの必読書です。
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まとめ

「就活のためのスキル」として、『言語化スキル』を紹介しましたが、はっきり言ってこのスキルの影響範囲は就活に留まるわけはありません。
あなたの人生のあらゆる局面で求められるスキルであるし、これを身に付け、磨き続ければ、必ず望む人生を歩むことができます!
オススメ書籍を読みながら、ぜひアクションプランを実行してくださいね!
読者の方々の就職活動での成功を応援しています!

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